推しが撮られて蕁麻疹が出来たよ
ついこの間、推しを見つけた48新規のワガママな記事です。きっと真面目な方からしたら不愉快に感じるかと思います。読まない方がいいかもしれません。先に謝っておきます、申し訳ありません。
自分の気持ちを文にして吐き出したいと思い今記事を書いています。ご容赦ください。
デスクワークをしている昼下がり、やたら腕が痒いなとふと目線を落としたら腕に無数のボツボツが出来ていた。
会社を中抜けして、皮膚科に飛び込む。
アレルギー歴を伝えて、泣く泣く血液検査をして(注射嫌い)、今日1日口にしたものを主治医に伝えると「検査結果は後日になるけど、ストレスかもしれないね」と言われた。
「何か心当たりはありますか?」と聞かれて「推しが、週刊誌に撮られまして…」とモゴモゴ呟いたら後ろに立っていた看護婦さんが噴き出した。
主治医の先生が苦笑いしながら「それはショックだったね(笑)」と薬を処方してくれた。
幸い薬はよく効くようで、夜になった今現在痒みはあまり感じない。
明日の朝になったら赤みも引くだろうか。
初期の段階で蕁麻疹とは思わずにボリボリかいてしまったのであとが残らないか少し心配を感じている。
ショックだった、のだろうか。
総選挙の開票日、私はナゴヤドームではなく東京ドームでコンサートに参戦していた。
東京公演のチケットを抑えたのが総選挙の日程発表よりもずっと先だったので「ああ、結果発表の日と被ってるじゃん」「ホテル帰って速攻テレビつけても間に合わないなあ」などとスマホでスケジュールを見ながらぼやいたのがついこの間のことだった。
48グループの事はずっと曲を聴いたり音楽番組で見たり、カラオケで歌ったりして好きではあったけれど「推し」を見つけて実際に投票するのは人生で初だった。
劇場版のCDを複数枚買って、シリアルナンバーとスマホを交互ににらめっこしながら投票できた時は、なんだか心がホクホクした。
楽しかったコンサートを終えて、人混みに揉まれながら回転扉をくぐって外に出ると、やっと電波が安定した。
そのまま人波に流されて、ドーム横の石のベンチに座ってTwitterを開いた。
「37位」
彼女が目標としていた「12位」は遥か遠く、思いのほか票が伸びなかったのか周りのアイドルの票が物凄かったのかまだ日の浅い私にはすぐに測ることはできなかったけど、きっと負けず嫌いな推しだから悔しがってるだろうなとすぐに胸がぎゅっとなった。
ホテルに帰ってからゆっくり見ることも出来たけど、いち早くスピーチの内容を知りたくて推しの名前を検索した。
今日も変わらず、それでもとびきり可愛らしい推しはお礼を述べた後「やっちまいました」と語りだした。
記事が出るらしい。
彼女が歩むアイドル人生において、私が応援していくヲタク人生において、最も存在して欲しくなかったもの、それが「文春砲」だった。
画面の中の彼女は謝罪をしつつもどこか覚悟を決めたように、いつもよりも少し張った声で「記事が出ます、あとはネットで騒いでください!」「アイドルだって色々あるんだよ!」と言ってスピーチを締めた。
実は、この時点ではあんまり衝撃的ではなかった。
総選挙の結果発表の数日前、早朝のSHOWROOMの生配信で彼女が唐突に泣き出した。
ちょうど出勤時間とかぶっていた私はリアルタイムではなく、あとから会社のトイレにこもって動画共有サイトでその配信の内容を見た。
「みんなの事傷つけることになると思う」「ここにいる大半の人がきっと嫌いになるよ」「ごめんなさい」「でも、信じて」
いつもは「悲しいから、お家に帰ってから泣くの」とギリギリまでカメラの前で涙を堪える彼女が目を真っ赤にして、小さくて華奢な両手で顔を覆いながら鼻をすすって声を漏らして泣いていた。
48グループ自体はド新規だけれども、もうジャニヲタとしてはごく出の10年選手だ。
「何かあったんだな」とすぐに察したし、心構えをした。
その配信について知りたくてTwitterを開くとTLの推し被りも驚きよりも「ドンと来い」という意見が多くて比較的落ち着いていたように思う。
普段から彼女はケラケラ笑っていたかと思えば、唐突にムスッとした顔で目の前に現れてみたり、ふと目を離した隙に大粒の涙を瞳に溜めて泣き出しそうになってみたり。
とにかく急上昇・急降下・急旋回するあのジェットコースターみたいな推しなので「今度は何だ?」と私も身構えることが出来たし、むしろもう察しがついていた。
早朝からド深夜まで仕事をしつつ生配信のランキングで1位をとる為に必死に配信し続けていた推し。
「いっぱい泣いてよく頑張ったね、大丈夫だよ」と気持ちを込めて呟いて、早くこの子がまたエヘヘっていつもみたいに少し得意げに笑ってくれる日が来るといいなと思っていた。
「熱愛」「半同棲」
記事にはそんな言葉が並んでいた。
週刊誌のサイトのURLそのものを踏んでしまうとあちら側のアクセス数の得になってしまうので、スクショを載せたツイートやまとめサイトで大まかな記事の内容を確認した(ささやかな抗戦です)
私が女ヲタだからというのもあるかもしれないし、明確な証拠写真がのっていなかったのもあって読んだ感想は「ああそうですかー」といった感じだった。
もちろん衝撃はゼロではなかったから、しばらく東京ドームのベンチで放心状態になり、ホテルの最寄りまでぼんやり帰り、そういえばお腹すいたとラーメンをすすり、大学生ぐらいのお兄さんのしつこいナンパに逆ギレ(今日好きなアイドルが撮られたんだよほっといてくれ!って言った気がする)して、ホテルに戻ってからもしばらくぼんやりしていた。
お風呂に入って、QOLが上がった途端に「そういえばコンサートのレポTwitterに上げなくちゃ」と覚醒してそのまま夜中まで細々とコンレポを上げた。
コンサートの数日前から、私は楽しみで眠れなくなる。
前日の夜なんてドキドキしすぎて3時間ぐらいしか目を閉じてもろくに眠れなかった気がする。
これだけはジャニヲタ10年選手でも変わりそうにない。
ホテルのスプリングがきいた柔らかいベットに身を預けて、朝まで久しぶりにぐっすりと寝た。
寝て、起きて、Twitterを開いた。
推しからの更新通知を見て、よせばいいのにいつもよりも大量についたリプ欄を見てしまった。
テレビをつけて、何気なくニュースを流した。
総選挙の件についてファンの街頭インタビューが流れているのをつい、化粧の手を止めて見てしまった。
急に涙が溢れてきた。
自分でも何だかわからない、悲しくて、悔しくて、多分何を言ってたか定かじゃないけどずっとホテルのベッドの上で「違う違う、あの子はそんなんじゃない」って声を上げて泣いていたと思う。
今思うと久しぶりによく寝て、泣く体力が回復したんだろう。
週刊誌に撮られてしまった事に関しては文字通り「やっちまった」と私も思っている。
でもいままで彼女が仕事をこなしてきた「頑張り」がその事によって曲がった見方をされたり馬鹿にされたりするのは許せなかった。
自分が馬鹿にされるより、責められるよりずっと悲しかった。
「もっと頑張ってるメンバーがたくさんいる」「グループの質を下げないで」って街頭インタビューで言われてるのを見た。
カチンときた。
あの子だってすごく頑張ってた、ふざけてここまで来たわけじゃないって。
お前のその偉そうに言う「質」とやらは何なんだよ、言ってみろよって。
去年の年末、レギュラー番組に加えて新曲のプロモーション、年末の音楽特番、劇場での公演、紅白歌合戦では視聴者リクエスト候補曲数十曲の振りや歌割りを頭に入れて臨んでいた。
年が明けてからもずっと新年のグループ単独公演、成人選抜公演、自身のソロコンサート公演など全部並行して彼女は連日仕事をこなしていた。
それに加えて、SHOWROOMの配信やSNSの更新、有料モバメの配信まで彼女はずっとずっと、あの小さな華奢な体で仕事していた。
最近バラエティに出る度に流れる「アンチに反論した」とされるSHOWROOMの映像、あの時彼女はほとんど寝てなかったんですよ。
これがアイドルの仕事だけど、この仕事量をこなしたことは紛れもなく彼女の「頑張り」だと思う。
SHOWROOMの配信がたまたま見れた時、当時の彼女は顔色が悪かったり、不安そうにしていたり、ああきっと寝てないんだな疲れてるんだなって察する場面がいくつもあった。
握手会で心配したファンが「大丈夫?」「体調悪い?」って聞くと「そんなこと聞くために券使わないで」って申し訳なさそうにする彼女だから言わなかったけど本当に辛そうだったし痛々しかった。
紛れもなく彼女は頑張ってた。ピンと張り詰めて、本当にがむしゃらに。
そんな嵐のような日々が過ぎ去ったあとも、体を痛めて思うように仕事が出来ずに苦しんだ時期もあった。
握手会を途中退席せざるを得なくて、悔しがっていたのを覚えている。
あの日が、ちょうど私の初めての握手会だった。
物凄く体調が悪かった彼女は、痛みと戦っていた彼女は、そんな素振りは見せずに緊張して話すことが飛んで、会えて嬉しくて思わず泣き出した私の手を取って落ち着くまで待っていてくれた。
私の方がずっと歳上なのに、本当に小っ恥ずかしい思い出なんですけど。
「大丈夫?」「どうしたの、もう(笑)」って笑いながらも、ずっと両手で私の手を撫でてくれた。
自分もしんどかったのにね、ごめんね。本当にありがとうね。
彼女の頑張りを、仕事ぶりをずっと見て理解してる人って今叩いたり面白がってる人の中にどれだけいるかな。
そうされるきっかけを作ったのはそっちでしょと言われるならじゃあ、勝手に根掘り葉掘り嗅ぎ回ったのは週刊誌だろとブチギレたい。
本当に悔しくて、ワンワン泣いた。
本当に本当に、いい子で、可愛くって、大好きで。
彼女の大好きなところ、可愛いところを書き出したら止まらなくなるくらい、まだ好きになって日の浅い私でもたくさんたくさん彼女の魅力が伝わってるのに。
こんな、こんな道の途中でこんな事態になるなんて本当に嫌だ、悔しい、悲しい。
先日の帯番組の生放送で、カズレー〇ーが「返金しなきゃ何言っても薄っぺらい」なんて言っていたけど「金返せ」とか不思議と思わない、だってある意味ヲタクがアイドル好きになるのは勝手だから。
勝手に好きになって、勝手に燃え上がって、勝手に幸せを心から願ってるんだよ。
そうしてるのがすごく楽しくて、熱くて、嬉しくて楽しくて。
彼女と出会ってからずっとずっと、幸せをもらってるから。
「悪目立ちする以前にそういう行為をやらなきゃいい話だ」「グループにいる必要ない」
カズレー〇ーのド正論で彼女が口ごもって俯いた時も悔しくて悲しくて辛くて声を上げて泣いた。
わかってる、わかってるよ。それほどの行為をしたんでしょう。ご法度とされる行為をしたんでしょう。でも、どうしても、なんでも、正論で割り切れないよ。
彼女は何本もレギュラーを持てるようになったし、継続して頂いてるお仕事だってある。
きっと、発表されてないけど出演する番組も増えてきたしこれからもあるよね。
すぐに投げ出して逃げてしまった方が彼女にとっては楽なのかなとも考えたけど、実際問題絶対それはできない契約状況だと思う。
「辞めちまえ」とか「卒業しろ」とか言う人の気持ちもわかる。自分の推しがグループに迷惑かけてるのもわかる。
そんな迷惑かけてくるようなやつの人生がどうなったって知る他ないし、落ちる所まで落ちちゃえよって関係ない人からしたら簡単に思うんでしょう。
でも、大好きなんだよ。
りかちゃんのこと大好きで、応援してて、ステージに出るならフリフリの可愛い衣装着せてあげたいし、いっぱいスポットライト浴びてほしいし、カメラにだって上手に可愛くアピールできるんだもんどんどん抜かれてほしい。
ワガママで最悪な意見だってわかってるけど私は、私は大好きな彼女に1ミリも後退して欲しくない。
ごめんなさい、ファンのエゴです。
最低なのはわかってます。
「甘すぎる」「何考えてんだ」「これだから中井推しは」って言われると思う、でも大好きなんです。
世界中どこさがしたって、私が「推したい」って思えた女の子は中井りかちゃんただ1人なんです。
似てるとか、同じとか、そんなのなくて。
世界にただ1人だから。
代わりなんていないんです。
幸せになってほしいし、認められてほしいし
居なくなるなんて、消えてしまうなんて、そんなの考えたくない。
なんとなく、生放送の態度を見ていて言える事と言えない事があるんだろうなと言うのは察した。
「やっちまった」砕けた言い方でスピーチしたけれど今、彼女はすごく身にしみてそう思ってる。
あそこであのスピーチをした事は最善の手じゃなかったかもしれない。
あの子のスピーチ中、諸先輩方の中には顔を顰めたり首を振ったり、拍手をしなかったメンバーもいたと聞きました。
それほどの事をして、ある意味開き直るような態度をとってしまって、そうなるのは当たり前だとも思うけれど。
大好きな子がさ、そうなってるの見るの辛いよ。
あくまで対応出来る範囲で言葉を選んで発言して、必死に今の環境を耐えぬこうとする姿を見て胸が押しつぶされそうっていう感覚はこういうものなんだと思った。
ごめんね、ごめんねりかちゃん。
何に謝ってるんだろう、自分でもわからない。
でもごめんね、本当に辛いね、辛いよね。ごめんね。
私がこのブログに綴ってることはエゴで、ワガママで、他推しの人からしたら「何言ってんだこいつ」って思われて当然で。
そんなのわかってます。
でも、毎日のように見たくなくても流れてくる彼女の悪口とか、容姿や行動を茶化すような呟き、面白半分に貶す行為や、そのファンまで玩具にするような行為。
胸が痛いです、すごく。
「きっとりかは外には強く出ると思うから」
「いっぱい言われると思う、ごめんね」
「ファンの人のこと傷つけちゃう」
彼女が泣きながら言葉を絞り出して話してくれたことです。
きっと傷つくって、単に記事の内容を知って「嫉妬する」とか「悲しくなる」とかだけじゃなく、こうやって心無い行為に傷つくことも想定して言ってたんだよね。
彼女はやっぱり私にとって、優しくて思いやりのある推しだから。
代われるなら代わってあげたい。
いくらだって頭も下げるし、謝るし、悪口だって私が聞くから。
自分が酷く言われるのより、大好きな人が傷つけられるのがずっとずっと辛い。
もうやめてよって、やめてよって毎日思ってる。
もう、もう充分だよ。
匿名で鋭く汚い言葉を投げつけてる人は、1回でも彼女と話したことあるんだろうか。
歌を聞いた時は?
ダンスを見た時は?
あの子が、どんな時に笑ってくれて、何が好きで、どんな時に怒って、拗ねて、泣いたらどれだけファンも苦しくなるか。
どれだけあの子が頑張ってきたのか、何も知らないくせに。
匿名でコソコソしてプークス面白がってぶつけた言葉一つで、大好きな世界でただ1人のあの子がどっかに吹っ飛ばされて行っちゃいそうな気がして今は怖い。
私達に何が出来るだろうかってずっと、ずっと考えては今もないているのだけれど。
何か出来たとしても、すごく微力なのかなとよぎってしまう。
きっと、こんな感情も彼女に出会わなければ私は人生で抱くこともなかったんだろうなあと思います。
彼女は泣く時は泣くし、怒る時は思いっきり怒ります。
でも、甘いものを食べたり、お寿司を食べてケロッとしてニコニコ笑ったりもします。
泣いても笑っても、お腹は空くし明日は来るんだよね。
私、あなたのファンになるまでそんな当たり前なことにも気づけずにメソメソ生きてたんだよ。
明日は、どんな一日になるだろうか。
まだきっと風当たりは暫く強いだろうし、この出来事を風化させることに強い反発があることもわかってはいる。
多分私、明日も何かしらでべそをかくと思う。
それでもね、あなたの事がやっぱり大好きだよ。
大好きで、大事で、どうしようもないんだよ。
心の底から応援してるから。
ずっとずっと、絶対味方でいるから。
「甘い」「ずるい」って言われてもファンなんだもん、世界一甘い存在で甘やかす為にそばに居るよ。
簡単な一言になっちゃうから、信じてもらえないかもしれないけど、あの日あなたが手を撫でてくれてたように。
今度は私がちゃんとそばに居るからね。
大丈夫だよ。
本当に各方面に失礼で、不快な気持ちを抱かせたと思います。申し訳ありません。
気持ちを吐き出したくて、文章にしました。
拙い文章を読んでくださってありがとうございました。